先日、食品衛生管理者養成講座を受講した。
特に飲食業を始めるものではないが、前々から興味があったものの、受講に当たり郵送でも申込みが必要であったり、基本的に平日での講座の開催ということもあり、しばらく先延ばしにしていた。
先日、自分の住んでいる食品衛生管理者の案内を見たところ、実は従前からe-ラーニングでの受講も可能となっていることから、申込みをしてみた。
受講料及び教材費は合わせて12,000円。あまりお財布には優しくないが、会場での受講の場合、申込書の郵送費なども発生するとともに、他に代替手段もない。自分はPCから申込みをしようとしたが、結局はスマホ・タブレットを要するため、PC上にQRコードが表示され、以降はスマホで手続きを進めることになった(この辺は、冒頭に必要な案内が記載されていたと思う)。
案内に従って申込手続き、支払いを完了すると、その時点から受講可能となる。申し込んだその場で受講できるのはメリットだと思う。
カメラ付きのデバイスで受講することが求められ、デバイスの前で受講する必要がある。カメラがONになっており、自分の顔が写っている必要がある。よそ見をしたり、カメラから消えていると、その時点から巻き戻って受講する必要がある(自分もそのようなパターンはあったが、システムにより判定している模様)。
講座は分野別に10分から20分程度の動画に分かれており、最初から順に動画を見ていく必要がある。1回視聴するまでは早送りなどは不可であるが、動画の途中で退出した場合は、そこまでは早送りができるようであった。
途中途中に小テストがいくつかあり、所定の点数をもって次に進むことができる。点数が足りない場合は再度テストを受ける。毎回、同じテストではないようであったが、動画を視聴していれば分かるとともに、調べながら回答すれば十分に対応できるように感じた。
全ての動画を視聴し、最後のテストに合格すれば受講完了。私は申込みから2日間で完了したが、時間があれば1日あれば十分だと思われる。
なお、テキストは申込後にPDFでダウンロードできるとともに、後日郵送で送られてくるが、私の場合は受講完了後に、修了書と同じタイミングで郵送されてきた。
個人的な感想としては、基本的に動画はテキストの内容の読み上げが中心であるため、「テキストを読めば分かる」という点が少し気になった。動画を視聴しない人への対応という観点では理解できるが、若干動画が退屈な面もあった。また、「必要に応じて」、「可能であれば」というトーンの説明があり、(講座を作成されている立場も十分分かるが、)せっかくの講座なので、模範例やより実務に沿った内容だと、より自分には合っていたかもしれない。ただ、講座全体としては、参考になる情報が多いと感じたので有意義だという感想だった。
