"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)ユニクロ

ユニクロの創業から現代までの歴史を記載した本。

ユニクロ | 杉本 貴司 |本 | 通販 | Amazon

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これぞ決定版!
圧倒的な筆力で描き出す、迫真のノンフィクション!!

さびれた商店街でくすぶっていた青年が「ユニクロ」という金の鉱脈をつかむまでの知られざる暗黒時代。
製造小売業(SPA)への挑戦。東京進出とフリースブームの到来。
集まる仲間たちと、古参社員との別れ。
苦戦する海外展開。ブラック企業批判。
そして、情報製造小売業への進化。
柳井正と、その夢に惹かれた同志たちの長き戦いをリアルに描き出す。

ユニクロはどうやってここから生まれたのか。
地方のさびれた商店街の紳士服店は、なぜ世界的なアパレル企業になりえたのか。
本書では、その謎をひもといていくことを目的とする。
では、その歩みから何が見えてくるのだろうか。
現代を生きる我々に何を教えてくれるのか。
私が見つけたのは『希望』である。
この国に存在する名もなき企業や、そこで働く人たちにとって希望になるであろう物語である。」
――本文より

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正にタイトルどおり、最初から最後までユニクロについて記述されている。

読みながら思い出していたが、昔はユニバレとか、フリースだけの店とか、少しダサいイメージが拭えなかった。個人的には毎週チラシをチェックして、欲しい商品が値下がりしていたら買う程度であるが、改めて言及するまでもなく最近はカジュアルからビジネスまで幅広く取り揃えており、時代が進むにつれて印象も変わってきたなと感じる。

ユニクロファーストリテイリング)が大きくなるまでの歴史が記載されているが、失敗や苦悩なども多く記述されており、第三者的目線で振り返るだけでも、必ずしも順風満帆とは言い切れないようにも感じた。創業当時の功労者が退任する描写などは何とも。

それなりに分厚い本であり、様々な経緯等が記載されているため、気軽というよりはそれなりに腰を据えて読んだ方がよい気がした。