"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)オレンジ・ランプ(若年性認知症のお話)

若年性認知症と診断された家族の話。夫婦の立場から、交互に話が進められていく。

Amazon.co.jp: オレンジ・ランプ (幻冬舎文庫 や 48-1) : 山国 秀幸: 本

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僕は39歳で若年性アルツハイマー型認知と診断された。
車の営業として働き盛りだった僕はその事実を受け入れられない。
だが、ある日、顧客の顔を忘れ、会議を忘れ、とうとう自宅への帰り道も忘れてしまった。
いつか大切な家族のことも忘れてしまうのだろうか。
「人生、もう終わり」。
そう思っていたが……。
実在の人物をモデルにした感動の物語

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難しい表現なども少なく、読みやすくなっている。私は本を読んだ後に知ったが、映画化や厚労省とのコラボも行われていた。

映画『オレンジ・ランプ』とタイアップ|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

認知症を患った本人の周囲からは、「単なる物忘れ」という反応が多く、それが本人を更に苦しめるとの描写があった。

確かに認知症というワードはテレビや新聞、電車の広告、SNSなど、至る所で取り上げられているが、いざ考えてみると、簡単に説明することは難しいと思った。

確かに、単なる物忘れが過度になったもの、程度の感覚は持つかもしれない。

 

「進行すること」に加え、「まるごと忘れる」なども重要なキーワードかもしれない。

認知症について知ろう(種類・違い) | 相談e-65 (eisai.jp)

認知症サポーターが始まってから、機会があれば講座を受けてみたいと思って行動に移せていないので、今回を機に改めてチャレンジしようかと思った。