"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)大切な人が死ぬとき

ジャンルとしてはエッセイに近いが、マンガ形式で進められる。

大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~ (バンブーコミックス エッセイセレクション) | 水谷緑 | 女性マンガ | Kindleストア | Amazon

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「もっとできることがあったんじゃ…」
看取りで残った後悔と罪悪感――。

そこで、緩和ケアナースに話を聞いてわかったこと。
それは、大切な人が、残された時間を「どう生きたいか」を知ること。

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内容としては重い話ではあるが、マンガということもあり、非常に読みやすく、過度に重くなっていないところがよかった。

特に印象に残ったのは以下。

  • 終末期は本人がどう生きたいかが大事になる
  • 死んだ人より長く生きている人を見ると、怒りの感情が湧く(そういう感情をいただいている人がいると改めて勉強になった)
  • 悲しみは代わってあげることはできず、本人と家族しか引き受けられない
  • 「他人の悲しみはわからない」ことを前提にするのは誠実