ジャンルとしてはエッセイに近いが、マンガ形式で進められる。
大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~ (バンブーコミックス エッセイセレクション) | 水谷緑 | 女性マンガ | Kindleストア | Amazon
-----------------------------
「もっとできることがあったんじゃ…」
看取りで残った後悔と罪悪感――。
そこで、緩和ケアナースに話を聞いてわかったこと。
それは、大切な人が、残された時間を「どう生きたいか」を知ること。
-----------------------------
内容としては重い話ではあるが、マンガということもあり、非常に読みやすく、過度に重くなっていないところがよかった。
特に印象に残ったのは以下。
- 終末期は本人がどう生きたいかが大事になる
- 死んだ人より長く生きている人を見ると、怒りの感情が湧く(そういう感情をいただいている人がいると改めて勉強になった)
- 悲しみは代わってあげることはできず、本人と家族しか引き受けられない
- 「他人の悲しみはわからない」ことを前提にするのは誠実