"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)明日から本気出す人たち

「未来予報士」なる人物が出てくる3編のストーリー。

Amazon.co.jp: 明日から本気出す人たち (メディアワークス文庫) 電子書籍: 中村 一: Kindleストア

---------------------

さっぱり売れない地下アイドル、残業ばかりの契約社員、引きこもりの大学生、借金を恋人に隠す中間管理職―― 「あなた、あまり幸せそうではありませんね」 彼らの前に現れたのは、未来予報士と名乗る黒ずくめの怪しい男。彼は独自の観測によるちょっとうさんくさい未来予報をもとに、依頼者の心を少しだけ動かして、新たな一歩を踏み出すための道しるべを示します。今日とは少し違う明日にしたいあなたに贈る物語。

---------------------

「明日から本気出す」というとネガティブな印象を持つが、この本では「未来予報士」と出会った登場人物が少し前向きに生きるストーリーで、ポジティブな使われ方がしている。

「明日に立ち向かうための心を揺り動かす物語」との説明が背表紙にあるが、心が揺り動かされるということはなかったが、難しい描写があるものではなく、気軽に読める本であった。

明日から・・・というと、どうしてもカイジの「明日からがんばるんじゃない。今日、今日だけがんばるんだ!」という大好きなフレーズが連想されてしまう。