（読書記録）理系研究者の「実験メシ」～科学の力で解決！　食にまつわる疑問～

大学で研究職を行っている筆者が「実験メシ」にチャレンジした内容をまとめた一冊。

Amazon.co.jp: 理系研究者の「実験メシ」～科学の力で解決！　食にまつわる疑問～ (光文社新書) eBook : 松尾佑一: 本

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太陽光でご飯は炊ける？　超音波でお酒が美味しくなる？　食にまつわるふとした疑問、一度は感じたことがありませんか。本書ではそんな疑問を大学の研究者が実験して体当たりで解決します！　

世界最小の調理器具を作ろうと、ポケットサイズのポップコーンマシンを自作したり、実質ゼロカロリーにしようと、自転車を漕ぎながらバターを作ったり。成功あり、失敗ありのちょっと大人な自由研究があなたの食欲と知識欲を刺激します！

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図書館で適当に手に取った一冊であったが、個人的にはかなり面白かった。

いずれの実験、疑問も「コスパ」という意味では最悪であるものの、「自分でやってみる」というところが面白い。また、お金をかけて行うものではなく、身近なものを基本的に使用（その代わり、筆者の時間・労力はかけている）し、「メシ」という観点から評価も身近な人が試食して行うなど、正に大人の自由研究というところ。

一部、専門的というか、数式的な解説もされているが、そこは分からなくても全く問題なく楽しめると思う。

子供の頃は何でも疑問に思ったが、大人になると疑問に感じること自体が減り（曖昧で納得してしまう）、さらに自分の手を動かしてみるということは非常に少なくなってしまったと本を読んだ後、自分を反省していた。

最後に、所々に差し込まれているカエルがかわいい。