"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)気にしない生き方

寺の住職が執筆した新書。

Amazon.co.jp: 気にしない生き方 (幻冬舎エデュケーション新書) 電子書籍: 吉村昇洋: Kindleストア

----------------------------

悩みがスーッ、不安がスーッ、迷いがスーッ
日々の悩みから解放されて、心がスーッと軽くなる。
臨床心理士の禅僧が説く心をラクにする方法。

周りに気を使いすぎて疲れる。同僚や友人と自分を比べてしまう。過去の失敗を引きずっている……。些細なことに思い悩み、他人に振り回され、自分を縛りつけてしまう背景には、何かしらへの“とらわれ”があります。とらわれている私たちが今この瞬間からできる実践が、余計な思いを手放すこと。臨床心理士の禅僧がシンプルで奥深い仏教の教えを交えながら、気にしすぎ現代人の疲れた心を解きほぐします。

・他者と比較しない。自分のしたことと、しなかったことだけを見つめなさい
・気を使いすぎて疲れたときは、姿勢を調える
・空気を読むのをいったんやめてみる
・ミスをしたときは「100%自分のせい」と認める
・世の中が決めた勝ち負けの基準に執着しない
・感謝の気持ちを持てば見返りを求めることはない
・年齢を重ねたことによって「できること」に目を向ける
・手に入らないものを思うよりも、今あるものを丁寧に扱う
・「間違っている」という判断を一度手放す
・言葉はすべて過去のもの。言葉から離れて“今”を感じる etc.

----------------------------

気にしない生き方は理想である一方で、どうしても他人の目や世間からの見られ方は気になってしまうところ。

各項目ごとに心の持ちようなどをまとめた一冊。おおむね一つの項目に見開き1ページから2ページで記載されており、ポイントが端的に記載されている印象。

こういった本を読むたびに思う、心掛けることとしては、全く気にしないことは難しいが、自分に関係のないこと、自分が気苦労する必要がないことまで広げて気にしないようにはしたいと思っている。どうでもよい相手、物事に考えや思いをめぐらすことは、時間と体力がもったいないと。若干、ドライな感じにはなってしまうが、時間は有限であり、心を落ち着かせる観点では大切だと感じている。