"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)働き方の問題地図 ~「で、どこから変える?」旧態依然の職場の常識

業務プロセスのほか、働き方や社内制度などの問題について記載した一冊。

働き方の問題地図 ~「で、どこから変える?」旧態依然の職場の常識 | 沢渡 あまね, 奥山 睦 |本 | 通販 | Amazon

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「上司や部下が外国人」
「親が突然、要介護状態に……」
「子どもが発熱、さあどうしよう?」
「育休後に仕事復帰したはイイけど、毎日が綱渡り……」
「70歳になってまで通勤ラッシュとか、無理なんですけど」
「台風に地震に大雪に……出社するだけでもうヘトヘト」

そろそろ、実態に即した働き方を考えないとまずいんじゃないですか?

「残業を減らせばいいんでしょ」という考えだけでは対処できない問題とその対策を、業務プロセス/オフィスコミュニケーション改善士の沢渡あまね、1996年からテレワークを活用して子育てや闘病生活を経験しながら時代の働き方を先取りしてきた女性起業家の奥山睦のタッグが教えます。

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この本は2017年に出版された本。少し前に書かれた本を読むたびに思うが、誰もコロナで外出ができない、テレワークが普及するとは想像もできなかったのだなと。

本書でもテレワークの導入が記載されており、コロナ前から問題点や改善点を示していたのだなと感じる。

本書では様々な論点について言及されており、一部を挙げるとテレワークをするとサボるという点について、そういう人は会社で仕事をしていても何かとサボる、というのは全くの同意。いつも自分はそう思っている。

また、育児と介護とは性質が異なり、介護は終わりや先が見通しにくいという点も難しい課題。

あとは、どうしても働き盛りは自分が元気に働けることを無意識に前提と考えがちということも、改めて読みながら感じた。