父親が失踪した娘、刑期を終えた男のストーリーが交互に展開される長編小説。
Amazon.co.jp: 父からの手紙 (光文社文庫) 電子書籍: 小杉 健治: Kindleストア
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家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。10年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作!
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タイトルの父からの手紙については、序盤から終盤まで出てくるもの。
ストーリーとしては面白いし、感動する部分もあるのだが、個人的にはストーリーが長すぎて途中で読み進めるのが少し辛くなってくる部分もあった。ただ、最後まで読み切ることができたのはストーリーに魅力があるからだろう。
父親から見た娘への視点、感情というのは、どのようなものなのだろうか。この小説のような事象が発生した場合、果たして似たような感情が湧くのだろうか。というのが、ストーリーとは直接関係しないが少し思ったところ。