"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)探偵はバーにいる

映画化やマンガ化などもされている有名な作品であるが、今更ながら読んでみた。

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) | 東 直己 |本 | 通販 | Amazon

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札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談事は、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して…ヤクザに脅されても見栄をはり、女に騙されても愛想は忘れない。真相を求め「俺」は街を走り回る。面白さがクセになる新感覚ハードボイルド登場。

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展開が早く、読み進めやすい小説ではあるが、ぼんやり読んでいると一体どのような話になっているか置いて行かれそうになった。電車など細切れで読んだが、ある程度の時間をまとめて読んだ方がよかったかなと感じた。

北大生の扱いが実際と比べて結構雑なのは面白かった。

私はススキノに行ったことがないので、ススキノや北海道に明るい人が読むと更に楽しめるかもしれない。

シリーズものではあるが、次作を読むかは時間との兼ね合いかなと。