"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)失礼な一言

日常で発してしまいがちな失礼な言葉を中心にまとめた新書。

失礼な一言 (新潮新書) | 石原 壮一郎 |本 | 通販 | Amazon

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「きれいになったね」「赤ちゃんはまだ?」「独身は自由でいいよね」「食べていけるの?」「おい、生中」。家庭や職場や仲間うちで何気なく言ってしまうマナー違反の言葉の数々。自分では気をつけているつもりでも、つい口にしてしまう〝失礼な一言〟がもたらす行き違いを回避するにはどうすればいいのか。日常会話からメールやLINEのやりとり、SNSへの投稿まで、様々な局面で知っておきたい言葉のレッドライン。

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なるべく失礼な言葉を発することは避けたい一方で、つい言葉にしてみまうことはある。なるべくそのような発言は避けたいと思いつつ、最終的には言葉のニュアンスや伝え方、場面や相手などで変わるため、なかなか難しいところ。

この本では、失礼とは相手と自分の共同作業ということが繰り返し述べられている。自分もよく「この人、その発言は失礼」と感じるが、受け手が”失礼”と感じなければ失礼にはならないのだと再認識した。

その観点では、決して鈍感になる必要はないが、「そういう人なんだな」とか、たいして気にしないことも重要だろう。結局は自分は自分ということで、大して関わりの少ないしょうもない人に自分の感情などを害されるのは無駄である。

様々な場面を取り上げた本であり、興味深い一冊だと感じた。