"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)地下街の雨

7編の短編集で構成。それぞれにつながりがあるものではなく、基本的に各々が独立している。

地下街の雨 (集英社文庫) | 宮部 みゆき |本 | 通販 | Amazon

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都会の孤独。通り過ぎてしまう愛。でも希望は捨てない。きっとまた輝きの季節はくるのだから…。大都会の片隅で夢を信じて生きる人びとを描く、愛と幻想の作品集。

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1990年代に書かれた小説で、時代背景は少し前。

例えば、「混線」は固定電話がある程度念頭に置かれている印象。

とはいえ、現代でも楽しく読めるし、一つのストーリーも50ページ程度で通勤などでも読みやすいように思った。

筆者の本は壮大なストーリーなどが目立つ作品が多い印象であるが、これはそこまで身構えずに読むことができた。