"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)お探し物は図書室まで

5章の短編から構成される一冊。本屋大賞2位ということで、最近は文庫版が書店でも平積みされている。

Amazon.co.jp: お探し物は図書室まで (ポプラ文庫 あ 14-1) : 青山 美智子: 本

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2021年本屋大賞第2位!!
「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

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ストーリーとしては、書評どおり。

「いつか」を「明日」にする、「人と人が関わるのなら、それはすべて社会」、「役に立つか、モノになるか。そんな価値基準ではなく、心が動くことが大切」など、各章の登場人物が図書館を訪れたことを通じて一歩踏み出す、そんな前向きな気持ちになる小説。