"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)超難関中学のおもしろすぎる入試問題

私立・国立の最高峰の中学の入試問題をまとめた本。

超難関中学のおもしろすぎる入試問題 (平凡社新書) | 松本 亘正 |本 | 通販 | Amazon

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東京でタクシー運転手になるコツ(開成)や、フレンチのフルコースの順番とマナー(慶應)など、大人も驚きの珍問・名問に挑戦してみよう。超有名講師による予想問題&対策つき。

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色々な問題が出題されていることは知っていたが、このようにまとまってみると面白いとともに、普通に大人でも難しい問題が散見された。

大人であれば、一定の知識や経験で触れてきたものがあるが、これを小学生が解くのは純粋にすごいなと。この本は国語や社会の問題が中心であるが、これらの科目では知識を求める問題も出題されているだろう。加えて、算数や理科でも難しい計算などを求めているものがあるはずであり、正直、まともに対策すると幅が広すぎるなと。

当然に満点を取ることは困難であり、実際は正解できるものを落とさないことが重要であり、この本に記載された難問は落としても致し方ない部分はあるだろう。他方で、このような問題を正解する小学生もいるわけで。

三者の大人の立場としては、おもしろい問題、又は単なる知識のみでは解けない問題を出した方が、「考える力」を持った子供が増えることにつながるとは思う。

その反面、仮に自分に子供がいて中学入試をすることを想像した場合、対策しようがない問題は厳しいなと。大学入試などであればわかるが、12歳の小学生は子供では…

中学入試を反対するものではなく、むしろ賛成派であるが、親や教える立場を想像すると考えさせられるものがあるなと。