"ゆりかごの歌"を聴きながら

何年、何十年経ってから、何をしていたか見返すための記録

(読書記録)ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

東野圭吾氏作の長編小説。

Amazon.co.jp: ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 : 東野 圭吾: 本

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謎を解くためなら、手段を選ばない。コロナの時代に、とんでもないヒーローがあらわれた!

名もなき町。ほとんどの人が訪れたこともなく、訪れようともしない町。けれど、この町は寂れてはいても観光地で、再び客を呼ぶための華々しい計画が進行中だった。多くの住民の期待を集めていた計画はしかし、世界中を襲ったコロナウイルスの蔓延により頓挫。町は望みを絶たれてしまう。そんなタイミングで殺人事件が発生。犯人はもちろん、犯行の流れも謎だらけ。当然だが、警察は、被害者遺族にも関係者にも捜査過程を教えてくれない。いったい、何が起こったのか。「俺は自分の手で、警察より先に真相を突き止めたいと思っている」──。颯爽とあらわれた〝黒い魔術師〟が人を喰ったような知恵と仕掛けを駆使して、犯人と警察に挑む!
最新で普遍的。この男の小説は、ここまで凄くなる。東野圭吾、圧巻の離れ業。

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父親が殺害された娘と叔父が中心となり事件解決に導くといった物語。被害者は学校の教師で、その教え子たちが事件に絡んでくる。

ストーリー自体は面白いが、今回の作品の結末は個人的には予想できたものであった。

個人的には、学生自体は楽しかったものの、卒業後に当時の教師を頼ったりすることはないなと。そういう関係性を気付くような学生でもなかったが。